前回に引き続き、以下のアンケートリサーチ結果を紹介。
今回取り上げるのは、以下の部分。
定年後に住みたい場所を尋ねたところ、「現在の住まいに近いところ」(22.7%)に続き、「現在よりのんびりしたところ(i-ターン)」(16.6%)や「現在よりのんびりしたところ(U-ターン)」(12.2%)などがあげられている。また定年後の理想の暮らしについては、「趣味や好きなことを楽しむ暮らし」(65.9%)、「穏やかでゆったりした時間を楽しむ暮らし」(59.0%)、「家族や夫婦のコミュニケーションを大切にする」(54.7%)が高い。
そこで、アンケートで回答が多かった『定年後の理想の暮らし』3つについて、それぞれにふさわしい住まいとはどんなものか?をちょっと考えてみました。
「趣味や好きなことを楽しむ」ための住まい
私の研究テーマの一つである「書斎」などは、まさに上記の目的のための部屋であると言えます。
夫婦それぞれが専用の個室を持ち、集中(熱中)して一つのことに没頭する。
仕事も退職し、家で過ごす時間が増えたご夫婦などにこそ、そんな「書斎」が必要なのではないかと思います。
「穏やかでゆったりした時間を楽しむ」ための住まい
これは住宅内部というよりも、前回のテーマでもある「立地」が重要になります。
仕事を中心としたライフスタイルと定年後のライフスタイルとでは、大きく変化が生じますので、思い切って住み替えてしまうのもいいかもしれません。
全く別の土地に引っ越すのもいいですが、同じ最寄駅で環境の良い郊外へ引っ越すというのも意外に賢いやり方だと思います。
「家族や夫婦のコミュニケーションを大切にする」ための住まい
これには、リビング・ダイニングを住まいの中で最もリラックス出来る「ラウンジ空間」にすることで、家族の足が自然と向かうようにするのがポイントです。
家族それぞれの個室があったとしても、勉強や趣味の作業で疲れた頭と体を癒すヒーリングスポットとして、リビング・ダイニングが機能します。
これは定年後の夫婦だけでなく、家族のコミュニケーションを大事にした住まいづくりには必須のポイントと言えますね。
まとめ
上記で少し書きましたが、「仕事中心」から「趣味の時間/家族の時間中心」へと大きくライフスタイルが変化する定年時というのは、本格的なリフォームや住み替えを行うのに最適なタイミングといえます。
これに関しては、近いうちに別エントリーとして詳しく書いてみる予定です。
管理人の雑記
これからはアイテム紹介だけでなく、他のテーマについてもバランス良く書いていきたいですね。