ミニマリストの部屋づくりテクニックは、一人暮らしはもちろん、あらゆる人に役立ちます。
インテリア雑誌などで見かける、物が少ないスッキリとした部屋。誰しもが一度は憧れてしまいますよね。
数年前から日本でもよく耳にするようになってきたのが、「ミニマリスト」という言葉。皆さんの中にも、ミニマリストの生活に憧れて断捨離にチャレンジしたことがある方がいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、ただ闇雲に物を捨てていくだけでは、単に「ものがない部屋」が出来上がるだけ。ちょっとした爽快感や満足感と引き換えに残るのは、圧倒的な喪失感と虚無感だけ・・・なんてことも。
そこで今回は、ミニマリストの部屋には切っても切れない「物を減らすテクニック」を中心に紹介しつつ、失敗しない部屋づくりのコツをまとめてみました。
はじめに:ミニマリストとは?
ミニマリストとはその名の通り、ミニマリズム(minimalism)を実践する人々の総称です。
もともとは彫刻や絵画、建築などで生まれた概念であり、やがて文学や音楽、ファッションなど多方面に広がり、その精神性がライフスタイルへと導入されていった・・・というのが成り立ちであるもよう。
「最小限主義」と訳されるように、余分な装飾を一切廃し、より本質的なものへ選択と集中を行う考え方は、物や情報に溢れた現代社会に疲弊した多くの人たちに支持され、日本でも根強い人気を誇っています。
疑問:シンプルライフとの違いは?
言葉そのものの意味で言えば、シンプルは「単純」「簡素」であり、ミニマルは「最小」です。
ミニマリストの中には、シンプルライフはあくまで「表面的な単純化」に過ぎず、本質に集中・強調するためにその他一切を廃する生き方こそがミニマルだ、とする意見もあるようです。
ただ、僕個人の意見としては、そこまではっきりと区別する必要もないのかなぁと。
シンプルライフだって、単純化した先にあるのは自分にとって必要なもの・大切なものになるのでしょうから、ミニマリストの言うそれと変わりはありません。
逆に、ミニマリストであることに固執するあまり、本来は必要なもの・大切なものすら切り捨てて(処分して)しまうといった、本末転倒な例も見られます。
「ミニマル(minimal)」という言葉が、より「減らす」ことを強く意識したストイックな語感なのも原因の一つかもしれません。
このあたりは最後にあらためてまとめていますので、ぜひご一読ください。
メリット:一人暮らしにミニマリストが最適な理由
特にミニマリストの考え方(ミニマリズム)が役立つのが、一人暮らしの方。
具体的には、以下のようなメリットがあります。
- 狭い部屋を広く使える。
- 部屋に清潔感が生まれ、明るくなる。
- 掃除が簡単。
- お金がかからない。
結果として、限られたスペースでも快適に暮らすことができ、友達も気軽に、大勢呼ぶことができたりと、まさにいいことづくめです。
たとえ6畳ワンルームでも問題なし。かえって少し狭く感じている部屋くらいのほうが、以下に紹介する断捨離などによってちょうど良い(最適な)広さになります。
空間が限定されているほうが、余計な物事に目移りせず、本当に大切なものに集中しやすい、なんて効果もあります。
コンパクトな部屋ならより掃除も楽ですし、家賃もお得。まさに狭小ワンルームはミニマリストのための空間と言っても過言ではありませんね。
物を減らすコツ
日本でミニマリストと一緒によく取り上げられるのが「断捨離」というコトバ。
これは、自分にとって不要なものを断ち、捨て、離れることでモノに対する執着から解放されるという手法です。
不要なものを捨てる=本当に大切なもの(本質)に集中するということで、ミニマリズムを実践するのにも役立つとされる断捨離のテクニック。
※厳密には「ミニマリスト」と「断捨離」は別物だそうですが・・・。
そこで、ついつい不要なものも買ってしまいがちな5つのジャンルに合わせて、物を減らす(増やさない)ためのコツをまとめてみました。
家具を減らすコツ
ソファを減らす
一人暮らしを始めるときに張り切って買ったはいいものの、意外と有効活用できていない家具の代表格が「ソファ」です。
おしゃれなソファがレイアウトされた部屋に憧れる気持ちは痛いほどわかりますが、一人暮らしに二人掛け以上のソファはあまり向いていません。
皆さんの中にも、ソファに一人で座っていると両脇の余分なスペースがなんだか落ち着かない気分になり、結局、横に寝転がってテレビを見ていたり、挙げ句はソファを背もたれ代わり使って床にクッションを敷いている・・・なんて方がいらっしゃるのではないでしょうか。
これから一人暮らしを始めるという方は、ソファだけでなく一人掛けのラウンジチェアやビーズソファなども検討候補に入れておくのがおすすめです。
大きめのビーズソファ(Yogiboなど)なら、彼氏・彼女が遊びに来たときに一緒に座ることもできますし、使わないときは部屋の隅に立てておくことも可能。カラバリも豊富でおしゃれですしね。
思い切って「床座生活」に切り替えてしまうのもおすすめ。座椅子やロークッションなら価格も手頃なので、何かと物入りな一人暮らしにぴったりです。
ベッドを減らす
ソファと並んで部屋の中でスペースを専有してしまう家具の代表格がベッドです。
特に一人暮らしでワンルーム住まいの方などは、部屋にベッドとソファを置いたら床面積の半分以上がなくなってしまい、中には足の踏み場すらなくなってしまった・・・なんてケースも。
そもそもベッドは必ずしも必要な家具というわけではありません。
組み立て式のベッドを使っている方は、一度試しにベッドを分解してマットレス+寝具だけで寝てみてください。「あまり変化ないなぁ・・・」という場合は、そのままマットレス生活に移行してみてはいかがでしょうか。(マットなら壁に立てかけておくこともできますし)
これから一人暮らしを始めるという方は、ひとまずこれまで使っていた布団で生活してみるのがおすすめ。張り切って色々と新調したくなる気持ちもわかりますが、実際生活してみないと自分のライフスタイルに合った家具というのはわかりにくいもの。初期コストも抑えられ一石二鳥です。
より快適性を求める方は、マニフレックスに代表される折りたたみ式のマットレスがおすすめ。中途半端なベッド付属マットレスよりもよっぽど快適ですし、もしもベッド生活に変わったときもそのまま使えます。
ツワモノの中には、布団すら使わずに寝袋で寝ているなんて方もいらっしゃるようですが、そこまでしなくてもベッドを布団に変えるだけで大きな省スペース効果が期待できますよ。
テーブルを減らす
大は小を兼ねる、と申しますが、限られた空間を有効活用する必要がある家具選びに関しては、一概にそうとは言い切れません。
「友人が遊びに来てもいいように・・・」とダイニングテーブルを張り切って買ってしまい、部屋に届いてから思ったよりも巨大なサイズに静かに肩を落とした経験があるのでは?
また、一般的にはデスクとテーブルは別々に用意するのが当たり前になっていますが、これも必須というわけではありません。
基本的に一人暮らしは手頃なサイズのローテーブル(座卓)が一つあればOK。天板が拡張できたり、脚が折りたためるタイプならさらに便利です。
食事や勉強・仕事のスペースを一緒にしてしまうと、気持ちが切り替えづらいというデメリットもありますが、これも工夫次第。作業によって色の違うシートを天板に敷いたり、座る向きを変えるといった些細なことでも効果があるので、ぜひお試しを。
収納を減らす
大前提として、人は収納スペースの広さに合わせて物を増やしてしまう傾向があることを理解しましょう。
みなさんも本棚や収納に空いているスペースがあると、無意識に「ここに何を入れよう(置こう)かな・・・」と考えてしまった経験があるのではないでしょうか。
よって、ミニマリストを目指すなら、収納はなるべく少なく、物足りないと感じる程度に留めておくのが賢明です。
一人暮らしなら備え付けのクローゼットや押入れだけで収納は充分。ついつい見落としがちですが、多くの方がこの既存スペースを有効活用できていなかったりします。
※クローゼットや押し入れを有効活用する方法は、後の項で詳しく紹介したいと思います。
収納は「ちょっと足りない」くらいがちょうどいい。これを常に念頭に置いておいてください。
家電を減らすコツ
テレビを減らす
減らすことのできそうな家電、というとまず思い浮かぶのがテレビです。
最近はNetflixやAmazonプライムなど、パソコンで映画やドラマが見られるサービスもありますし、既存のテレビ番組の再放送が視聴できるアプリやサービスも便利です。
ゲームもSteamなどを利用すればパソコンでできますし、思い切ってテレビを処分してしまうのも一つの考え方です。
現在テレビを持っているという方も、試しに一週間ほどテレビを見ない生活にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
パソコンを減らす
意外と部屋で場所をとってしまうのがデスクトップパソコン。手軽に移動することもできないので、どうしても普段使いのテーブルとは別にパソコン用のデスクが必要になってしまいます。
よって、パソコンはノートパソコンがおすすめ。外にも持ち運べて便利ですしね。
スマホさえあればパソコンそのものが不要、という考え方もありますが、やはり本格的な作業はスマホでは難しいもの。自分の仕事やスタイルに合わせて選ぶようにしましょう。
冷蔵庫を減らす
こちらも大は小を兼ねる、となってしまいがちな冷蔵庫。頻繁に買い物をするのが面倒だと、ついつい大きな冷蔵庫を買ってしまう方も多いのではないでしょうか。
冷蔵庫も収納と同様、サイズに合わせて中の物が増えていってしまうもの。食べ過ぎ・飲み過ぎを自重したい方はなおのことコンパクトなサイズの冷蔵庫を選ぶようにしましょう。
自炊を全くしなければ、冷蔵庫すらいらないという極端な意見もありますが、あまりストイックにしすぎて快適性を損なってしまっては本末転倒ですので、上手にバランスをとるように心がけてください。
洗濯機を減らす
冷蔵庫と同じように、ファミリー向けの本格的なドラム式洗濯乾燥機などを選んでしまいがちな洗濯機。
それが悪いわけではないのですが、盲目的にそれ一択にはせずに、他の選択肢も色々と検討してみてください。
コインランドリーにすれば洗濯機も乾燥機もいらないという考え方もありますが、頻繁に行くのが面倒でついつい洗濯物を溜め込んでしまい、結果、部屋が洗濯物で溢れかえり、衣類のストックも増えてしまう・・・なんてことも。
他の家電も含め、まずはレンタルで試してみるというものおすすめ。実際に使ってみながら、自分にとって必要な機能をしっかりと見極めてください。
本を減らすコツ
家具や家電以外で場所をとってしまいがちなのが、本や雑誌類。こちらは思い切ってすべて電子化してしまうのが一つの手です。
最近は、いわゆる「自炊セット(裁断機+ドキュメントスキャナー)」がレンタルできたりしますので、こういったものを使って手持ちの本をすべて電子化してしまいましょう。
裁断するのに抵抗が・・・という方は、ひとまず電子書籍版が出ていたり後からまた買い直せる本だけを買い取りサービスやフリマアプリなどで処分してしまうのがおすすめです。
手放したくない大切な本を厳選するコツは、「小さな本棚」を用意すること。
あらかじめ本を置くスペースを限定して、そこに収まるぶんしか持たないようにするというわけです。
何度も読み返したくなる本というのは意外と少ないもの。本当に自分にとって大切な本を再認識するにに、このやり方はとても役に立ちます。
服を減らすコツ
本と同じかそれ以上に、いつの間にか部屋に溢れかえってしまいがちなのが洋服。
これは女性に限らず、男性でも普段ほとんど着ないような服がクローゼットや押し入れの奥にいくつも眠っているのではないでしょうか。
そういったものはこの際一気に処分してしまいましょう。
目安はクローゼットのサイズ。ここに収まりきらないものはすべて処分するようにすれば、驚くほどスッキリとします。
ポイントは着回しが可能でベーシックなデザインを中心に選ぶこと。これらをベースにその時時のトレンドに合わせたアイテムを数点組み合わせて持っておくとコーディネートもラクですし、量も少なくて済みます。
食器を減らすコツ
めったにこない来客のための食器セットが、棚の奥に眠っていませんか?
食器選びは服選びと同じように楽しいものですが、あくまでウィンドウショッピングにとどめておくのが賢明です。
すべて外食や中食にしてしまえば、冷蔵庫と同様に食器も不要になるかもしれませんが、それもちょっと味気ないもの。本当に気に入った食器を厳選して、長く味わって使いましょう。
食事の量を減らしたい方は、小さな食器を選ぶのもおすすめ。シンプルな丸皿に一食分をすべて乗せるようにすれば、食器の数も少なくて済みます。
来客の用の食器は「WASARA」を使う手も。使い捨てとは思えない高級感のある見た目は、料理の腕が鳴りそうです。
収納:クローゼット・押入れの活用テクニック
多くの部屋にあらかじめ備え付けてあるクローゼットや押入れ、有効活用できていますか?
ただやみくもに物を詰め込むだけでは、あっという間に一杯になってしまいますが、しっかりと順序立てて整理・収納を行えば、これだけで部屋の収納を完結させつこともじゅうぶん可能です。
中の物をすべて取り出す
まずは既にクローゼットや押入れの中に入っているものを、一旦全て外に出しましょう。こうしたほうが整理整頓がスムーズに行なえます。
ついでに隅に溜まったホコリなどをキレイに掃除して、↓の作業を行っている間に少し換気をしてあげると効率的です。
ジャンルごとに分ける
次は、他の場所に置いていた物も含めてすべて床に広げ、ジャンルごとに整理してみましょう。
洋服ならアウターやインナー、肌着類など、本なら実用書や小説、マンガといった具合です。
こうすることで、自分の興味関心の大小が目に見えてわかりますし、それぞれの収納スペースを考える上でも役立ちます。
クローゼット・押入れの中をゾーニングする
実際に物を収納していく前に、からっぽの収納スペースをジャンルごとに区切っていきましょう。
目安は、先ほど再認識した自分の興味関心の大小。いま持っているものと同じくらいの比率でスペースを割り当てるとスムーズにいきます。
ハンガーパイプも衣類以外の収納に使えるので、細かなことは考えずにおおよその感覚で収納スペースをゾーニングしてみてください。
整理整頓グッズを購入する
収納スペースを有効活用するには、様々な整理整頓グッズの助けが不可欠です。
先ほど決めたスペースの区分けに合わせて、収納するものに合った整理グッズを選んで購入しましょう。
衣類収納ならやっぱり透明の引き出しケースでしょうか。書籍類はキャスター付きのミニスライド本棚もおすすめ。ハンガーパイプを収納ラックにするアイテムも非常に便利です。
ポイントはサイズをしっかりと測ること。実際に手書きで図を描いてみるなどしてみて、なるべくムダな隙間のないレイアウトを考えてみましょう。
物を収納する
最後は床に広げた物を、重要な(大切な)ものから順番に収納していくだけ。
当然のことながら、入り切らずに残ってしまったものが数多く出てきてしまうことでしょう。これらは自分の中で愛着が少ないものばかりのはず、思い切って処分してしまうのも一つの手です。
なかなかそこまで踏ん切りがつかない方は、ひとまずトランクルームなどに預けてしまうのもおすすめ。物理的にも心理的にも距離を置くことで、後々スムーズに処分できるようになります。
部屋づくり:ミニマリスト流おしゃれインテリアの作り方
インテリアコーディネートの方法には様々なアプローチがあるのですが、ミニマリストの部屋づくりは必要最小限の要素で行うのが基本。
ここでも断捨離の手法が役立ちます。
色を減らす
無数の色をあれやこれやと組み合わせるのも楽しいのですが、慣れないうちは使う色を厳選したほうが全体がまとまりやすく、手軽に洗練された部屋づくりが可能です。
ベースはモノトーンやナチュラルな色で整えつつ、好みの色をワンポイントで「差し色」として使うと、より引き立って魅力的に見えます。
差し色を季節に合わせて変えるのもおすすめ。ランチョンマットやコースター、枕カバーなどは複数持っていてもかさばらないので、こういったものは色で冒険してみるもいいですね。
デザインを減らす
過度な装飾を一切廃したムダのないデザインは、それだけでも部屋を洗練されたものに変えてくれるものです。
部屋に置くもの一つ一つのデザインももちろんですが、お部屋全体でどういったアイテムで揃えるのかという組み合わせにも、ミニマルなセンスが発揮できます。
たとえば、ブランドを一つに揃えることで手軽に統一感が出せますが、いかにもと言った部屋になってしまうというデメリットもあったり。
ナチュラル系のブランド(MUJI、KEYUCA、MOMO naturalなど)なら、いろいろと組み合わせても相性がいいので、初心者の方はこういったところからチャレンジしてみるといいかもしれませんね。
視覚情報を減らす
魅せる収納テクニックなども確かにかっこいいのですが、やはり余分な視覚情報は最大限「隠す」ようにするのが鉄則です。
コツは平面をなるべく見せること。テーブルや床の上には極力物を置かないのが基本です。こうすることで部屋が整然と感じやすく、静謐な空間を演出できます。
次に手を付けるのがケーブル類(配線)。家具の裏やケーブルボックスなどにスッキリと収納してしまいましょう。
余計な物が一切視界に入らない空間は、少しでも散らかっているとすぐに気づいてしまうのもポイント。はじめのうちはデメリットに感じてしまうかもしれませんが、自然と掃除をする習慣が身につくので長い目で見ればおすすめです。
便利アイテム:ミニマリストの部屋づくりに役立つグッズ・サービス
物を減らしたり、部屋をスッキリとさせるのに便利な、ミニマリスト必見のグッズやサービスをいくつかピックアップしてみました。
収納ボックス
↑で収納関係はクローゼットや押入れで完結させるべき、と書きましたが、例外的に「空の収納ボックス」を一つ用意しておくと、急な来客時などに目についたものをとりあえず放り込んでおいたりできて便利です。
中が収納になっているスツールなどは、来客用椅子としても使えるので、一つ持っておいてもいいかもしれませんね。
旅行用のトランクケースを臨時の収納ボックスとして使っている人もいたり。こういった、いまあるものでやりくりするスキルはぜひ身につけたいところです。
観葉植物・花
ミニマリストは、とかく減らすことばかりに意識が向いてしまいがち。ややもすると、自分にとって大切なものすら処分の対象にしてしまったりなんてことも。
そういった意識を和らげるのにも役立つのが、観葉植物です。
季節に合わせてお花を選んで食卓に飾るもよし。こういった心の余裕があれば、ストイックになりすぎることもありません。
買取・フリマアプリ
物を捨てることに抵抗がある方も、それが他の人に渡って大切に使われるのであれば、手放すこともやぶさかではないのでは。
最近ではスマホを使って手軽に物が売れるアプリが増えていますので、こういったサービスを上手に利用して、良いサイクルを作っていきたいですね。
レンタルサービス
家具や家電をいきなり手に入れるのではなく、まずレンタルして試してみることで、本当に自分にとって必要なものか判断するというやり方もおすすめです。
以前は選択肢も非常に少なかったのですが、ここ最近は様々なデザインの家具や最新家電を手軽に試せるサービスが増えてきています。
何かとお金がかかる新生活の初期費用を抑えることもできるので、ぜひ一度お試しあれ。
トランクルーム
いきなり手放すことを躊躇してしまう方は、ダンボール一箱分から手軽に預けることができるトランクルームサービスを利用するのがおすすめ。
先ほども書きましたが、物理的に距離を置くことで心理的に離れやすくする効果というのは、確かにあります。
「わざわざお金を払って預けるのも・・・」と思う方もいるかもしれませんが、現状だって家賃の数%分をその物のために払っているのと同様です。
そういったことに改めて気付かされてくれる点でも、一度利用してみてはいかがでしょうか。
オンラインクローゼット
衣類専用のトランクルームサービスが、オンラインクローゼットです。
衣替えのときなど、大切な洋服はプロがしっかりと保管してくれるサービスを利用したほうが傷みなどの心配もありません。
クリーニングも一緒に行ってくれるサービスなどもあるので、季節ごとにこういったサービスを活用することでクローゼット・押入れをほかの収納使うのもいいかもしれませんね。
お手本探し:ミニマリスト男子&女子が公開している部屋の写真(海外も)
具体的な部屋のイメージを写真で見ることで、やる気を出したり、様々なアイデアが浮かんできたりといった効果があります。
部屋づくりを始める前に、こういった写真をいくつかチェックして、自分の好みを再確認してみては?
Instagram(インスタ)
写真投稿と言えば、やっぱりインスタ。ハッシュタグを上手に使って、ミニマリストのお部屋を拝見しちゃいましょう。
#ミニマリスト – Instagram
#ミニマリストの部屋づくり – Instagram
#断捨離 – Instagram
#minimalist – Instagram
#minimalroom – Instagram
Twitter(ツイッター)
Twitterでも様々なお部屋写真が探せます。こちらもハッシュタグで画像検索してみましょう。
ハッシュタグ #ミニマリスト – Twitter
ハッシュタグ #断捨離 – Twitter
ハッシュタグ #minimalist – Twitter
RoomClip(ルームクリップ)
国内のインテリア写真を探すなら外せないのがこちら。ミニマリスト関連のタグも非常に豊富です。
ミニマリストのインテリア実例 | RoomClip(ルームクリップ)
ミニマリストに憧れてのインテリア実例 | RoomClip(ルームクリップ)
ミニマリストになりたいのインテリア実例 | RoomClip(ルームクリップ)
一人暮らし ミニマリストになりたいのインテリア実例 | RoomClip(ルームクリップ)
断捨離のインテリア実例 | RoomClip(ルームクリップ)
ブログ
ミニマリストさんたちが書いているブログを見るのもおすすめ。写真だけではわからない深い考え方などを知ることができます。
有名ブロガーをチェックするのもいいですが、なるべく色々な方のライフスタイルや考え方に触れて、自分に合ったやり方を模索していきましょう。
ミニマリスト 人気ブログランキングとブログ検索 – ライフスタイルブログ
ミニマルライフ(持たない暮らし) 人気ブログランキングとブログ検索 – ライフスタイルブログa href=”https://lifestyle.blogmura.com/simplelife/”>シンプルライフ 人気ブログランキングとブログ検索 – ライフスタイルブログ
ミニマリズム | ライフスタイル – 人気ブログランキング
シンプルライフ | ライフスタイル – 人気ブログランキング
断捨離 | ライフスタイル – 人気ブログランキング
#ミニマリスト記事ランキング | Ameba公式ジャンル
整理整頓・ミニマルライフジャンルトップ | Ameba公式ジャンル
おすすめ書籍:ミニマリストの考え方を身につける
ミニマリストの思考(ミニマリズム)を深く知る、という点ではやはり書籍をじっくり読むことは欠かせません。
今回は、定番のお片付け本(こんまり、断捨離など)をあえて除き、海外の著者を中心に本質的な思考が身につく本をピックアップしてみました。
まとめ:家族や子供がいても大丈夫。後悔しないミニマル生活を。
自分の好きなようにお部屋を変えられる一人暮らしが、ミニマリストにとってやりやすいのは確かですが、ご家族と一緒に暮らしている方はミニマルな生活ができないというわけでは決してありません。
そもそも考え方やライフスタイルというものは、他人に(たとえ家族であっても)強制してはいけないことを忘れてはいけません。
最近も、↓こんなTwitterまとめが話題になっていました。
「2年ほど前に大病で入院した料理が得意な夫のレシピメモを、断捨離性分の妻がそっと処分。それに激怒した夫は間もなく帰らぬ人に。今も後悔している」~妻の投書にざわつく人々 – Togetter
いわゆる「減らす(捨てる)こと」が目的化してしまうと、こういった悲劇が起こってしまいます。
ミニマルな生活とは、「物がない生活」ではなく「本質に集中した生活」という意味です。
ミニマリズムは、自分にとっての本質=大切なものを見つけ、それに集中するための考え方。「減らす(捨てる)こと」は、その手段の一つであって、決してそれ自体が目的ではありません。
あくまで目指すのは、快適で幸せな暮らしです。
家族と一緒に生活していると、どうしても物が増えていってしまいますが、その時時に必要なものであればあって当然。その中でいかにして快適な空間を作るか?を創意工夫することが大切なのです。
今回紹介した「減らす」テクニックも、あくまで手法の一つ。こういった考え方・見方もできる、くらいの参考に留め、それぞれに合ったやり方を模索してみましょう。
物を捨てることはある種の快感でもありますが、その中毒になってしまっては非常に危険。あくまで自分の持ち物だけに留めておくべきです。
家は家族全員のもの。それぞれの考え方やライフスタイルを尊重すれば、勝手に人のものを捨ててしまうなんてことは決して起こらないはず。
ミニマリズムは本質思考。本当に大切なものを履き違えないよう、くれぐれもご注意を。