趣味全開の部屋だって、おしゃれにできる。そんなゲーム部屋の作り方を紹介。
「ゲーム部屋」といえば、かつてはオシャレとは無縁なオタクの秘密基地として、他人にはとてもお見せできないような雑然とした(悪く言えば「汚い」)空間であることも少なくありませんでした。
しかし、そんなイメージもすでに過去の話。最近のギークたちはそれぞれのセンスでこだわりのゲーム部屋をコーディネートし、むしろネットで積極的に公開するまでになってきました。
今回は、そんな実例の数々を紹介しながら、おしゃれなゲーム部屋を作るためのコツをまとめてみました。
コツ1:色を統一する
これはゲーム部屋に限った話でもないのですが、インテリアコーディネート初心者の方はまずベースとなる色を決めると、部屋に統一感が生まれ手軽におしゃれな空間を作ることができます。
特に、ゲーム部屋は少し非日常的な色を使うとより雰囲気が出ておすすめ。まずはお好きな色を一つ選んで、モノトーンカラーやナチュラルカラーに組み合わせてみましょう。.
コツ2:間接照明にする
照明はカラーコーディネートに役立つばかりではありません。
ゲーム部屋の照明を間接照明に変えるだけでも、他におしゃれな家具などを置かなくてもかっこいい部屋を作ることができます。
手軽に本格的な間接照明を実現するには、好きな長さにカットできるテープ型照明がおすすめです。
また、以前子のブログでも紹介した『Nanoleaf』はゲーム部屋と相性抜群。サイバー空間っぽいクールなお部屋を作るのにピッタリです。
他にも詳しい間接照明のテクニックが知りたい方は、下記のエントリーもチェックしてみてください。
コツ3:ウォールステッカーを貼る
マリオやパックマン、テトリスなど、様々なゲームをモチーフにしたインテリアシールやウォールステッカーが販売されていますので、これらを使ってお部屋全体をゲーム一色にしてしまうのも面白そうです。
少しひねりが効いているのが↓こちら。ログイン画面になっているドアが「これからゲームをするぞー!」という気分を盛り上げてくれそうですね。
オンラインで好きなドット絵を作ってステッカーにしてくれるサービスなんてのもあり。創作意欲あふれる方はチャレンジしてみては?
コツ4:おしゃれなゲーム雑貨を飾る
ゲームキャラクターやシンボルをモチーフにしたインテリア雑貨や家具などを飾るのも王道テクニックの一つです。
いかにもなキャラクターグッズだけでなく、ペンダントライトや壁面収納など本格的な部屋づくりのアイテムも、探せばいくつも発見できます。
Etsyなどでは、ファンがこだわりを持って手作りしたグッズも販売されていますので、ぜひチェックしてみてください。
コツ5:ディアウォールで周辺機器を収納する
DIYerにはおなじみのカスタム壁面収納『ディアウォール』は、ごちゃごちゃしがちなゲーム関連の機器をまとめるのに非常に便利です。
↓こちらでは有効ボードと組み合わせてラックを作るやり方が紹介されています。
似たようなテクニックとして、ワイヤーネットを使う方法もあります。
ワイヤーネットはモニターや家具の裏側に取り付けて、配線や周辺機器を隠すこともできるので、部屋をスッキリと見せたい方におすすめです。
コツ6:PS4やSwitch、周辺機器などを壁面ディスプレイしてしまう
ゲーム機本体や周辺機器を隠してしまうのではなく、あえて「魅せる」ことでかっこいいインテリアにしてしまうというテクニックもあります。
↓こちらはコントローラーを壁にこれでもかと並べたディスプレイ。こういったアイテムだって、やりようによってはインテリアになるんですね。
コツ7:椅子・ソファ・座椅子にこだわる
ゲーム部屋の主役といえば、モニターと椅子の2つ。よって椅子には最も強いこだわりを見せなければいけません。
まず最初に選択肢として浮かぶのがゲーム専用の椅子、いわゆる「ゲーミングチェア」です。日本でもBauhutteなどがゲーミングチェアを出していますね。
家庭用ゲームをテレビで楽しみたい方は、一人用のラウンジチェアやソファ、座椅子がおすすめ。いわゆる「人をダメにするソファ」やヨギボー(Yogibo)などは、こういった用途にもピッタリです。
Bauhutteも最近、ビーズソファを発表したもよう。
変わり種では、座椅子自体にサラウンド機能を搭載したものなんかもあります。
中には、もはや椅子というくくりでは語れないスゴアイテムもちらほらと。ゲーマーのこだわりは果てしないですねぇ・・・。
コツ8:【一人暮らし】狭い部屋のレイアウトのコツ【6畳】
一人暮らしのお部屋。中でも食事テーブルやベッドなど、ほかの生活家具や家電も置かなければいけないワンルームにお住まいの方は、限られたスペースの中で上手にゲームを楽しむための空間を作らなければいけません。
ポイントは「ゾーニング」と「視線のコントロール」の2つ。
生活空間とゲーム空間の境界が曖昧になっていると、食事中をしながらもコントローラーが手放せなかったり、就寝前にベッドでゲームをやってしまうなど、健康によろしくない生活になりがちです。
視界にテレビが入っているだけでも、家での仕事や勉強の効率が落ちるなんて話もあり。しっかりとゲーム空間はほかと区別してあげる必要があります。
真っ先に思いつくのが部屋を物理的に区切ることができるパーティション(間仕切り)。
↑こちらのような本格的な壁を設置するのが難しい・・・という方は、前述のディアウォールや『LABRICO(ラブリコ)』といったDIYパーツをうまく活用するのがおすすめです。
カーテンや本棚を間仕切り代わりに使うのもいいですね。
先日紹介した『EverBlock』も活用できそうです。
変わり種では、空間に段差をつけてゲームスペースを確保する、なんてテクニックも。
賃貸ではちょっと難しいかもしれませんが、見るからに楽しそうですね。
コツ9:防音にもできる「おこもり部屋」を作る
家族と一緒に暮らしていて、自分専用の部屋がないという方は、リビングや寝室にもう一つの小さな部屋を作り、誰からも邪魔されないゲーム専用空間を作るという方法もあります。
押し入れやクローゼットを改造するのもおすすめ。中に籠もれるようにすれば秘密基地っぽくてワクワクしませんか?
↓こちらは簡易防音室が作れるダンボール製の『だんぼっち』。ステッカーやペイントで見た目をカスタマイズしても面白そうです。
以前このブログでも紹介した『カクレヤ』もこういった用途にピッタリ。
さらに防音効果を求める方は市販の吸音ボードを貼るといいかもしれませんね。
コツ10:究極系。快適すぎる大人の趣味空間
ゲーム部屋というと、どうしても子供っぽいイメージが捨てきれませんが、ビリヤード台やポーカーテーブルと言った昔ながらのアナログゲームアイテムを組み合わせることで、バーやサロンのような大人の空間に変身させることが可能です。
お酒を楽しみながら、仲間とゆっくりゲームを楽しむ・・・。いつかは実現したい理想の空間ですね。
何からはじめる?:ゲーミングチェアを手に入れよう!
いろいろと紹介してきましたが、まったくのゼロからゲーム部屋を作っていく場合、どこから手をつけたらいいかわからないという人も多いでしょう。
そんな方におすすめなのが、お気に入りの「ゲーミングチェア」を選ぶところからスタートするという方法です。
ゲーム部屋に置く家具の主役は、やはりゲーミングチェア。これがインテリアコーディネートの基準となります。
レッドやブルーなどのビビッドな差し色が入っていれば、その色をベースに他のアイテムの組み合わせを考えていくと、全体にまとまりが出ておしゃれになります。
僕のおすすめは、AKRacingとBauhutte。
AKRacingは、世界でもトップクラスの知名度を誇るゲーミングチェアブランド。その座り心地の良さからゲーマーだけでなくオフィスワーカーの評価も高いもよう。
Bauhutte(バウヒュッテ)は、最近とみに注目を集めている国産ゲーミング家具ブランド。ベーシックなゲーミングチェアだけでなく、↑でも紹介したビーズチェアや座椅子など、様々なスタイルに合わせたアイテムが揃っているのが特徴です。
ゲームプレイは長時間になることも多いため、合わない安物の椅子をずっと使っていると健康に悪影響が出てしまいます。
身体はすべての資本。本気でゲームを楽しむならこれも投資と考えてしっかりとしたチェアを選びましょう。
おまけ:インテリア写真(画像)の探し方
最後に、部屋づくりの参考になりそうな実例写真を探す方法を紹介。
まずはインテリア写真投稿サイト。日本ではRoomClip(ルームクリップ)あたりが定番ですね。
写真といえば外せないのがInstagram。こちらはハッシュタグを使ってゲーム部屋だけを検索することもできます。
#ゲーム部屋 – Instagram
#gameroom – Instagram
#gamingroom – Instagram
#gamerlife – Instagram
Twitterでもゲーム部屋の写真を公開していらっしゃる方がいるので、こちらも合わせてチェックしてみるのがおすすめ。
ゲームを思う存分楽しむには、まずは雰囲気作りから。皆さんもより快適で楽しいゲームライフのためのおしゃれインテリアにチャレンジしてみては?