「背筋をピンと」は間違い? 疲れない椅子の座り方

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書斎インテリア

Waysofsitting

疲れているのは脳だけじゃありません。

奮発して買った高級オフィスチェア。でも、あまり効果がない気がする・・・。そんな方はいらっしゃいませんか?

せっかくの高機能チェアも、使い方・座り方によっては、その機能を十全に活かせないばかりか、逆に体が疲れやすくなってしまったり、なんてこともあります。

どうしてそういったことが起こるのでしょうか?

体に優しい椅子=良い椅子とは限らない?

そもそも人間工学に基づいた椅子というのは、体に負担をかけないことを意識したデザインではありますが、姿勢矯正の効果はあまりありません。逆に、少し姿勢が悪くなっても、それを上手に支えてくれるため、正しい姿勢を身につけるという目的には適していないとも言えるのです。

過保護に甘やかしてしまったばかりに、正しい姿勢が身につかず、日常の様々な場面で体に余計な負荷をかけてしまう結果に。いくらデスクワークが快適でも、これでは逆効果ですよね。

いまお使いになっている椅子がダメだと言っているのではありません。椅子を上手に活用するには、僕ら自身も正しい座り方を意識する必要があるのです。

正しい椅子の座り方

よく「背筋をピンと伸ばす」と言いますが、この言い方はあまり適切ではありません。

意識するのは背中よりも「骨盤」。骨盤を立てるように座るのがポイントです。

椅子には深く腰掛けましょう。膝を90度に曲げて足裏全体が床にピッタリつく状態のまま、なるべく座面の奥までお尻を引くのがコツです。座面が広すぎるという方は、「ランバーサポート」を組み合わせるのもオススメです。

こうすることで、体を起こしただけで自然と背筋が伸びます。リクライニング機能は姿勢が崩れてしまうため、背もたれにはあまり体重をかけないようご注意を。

左右のバランスを整えることも大切です。体のどちらか一方に傾いていないか、重心が崩れていないかを意識しましょう。

猫背はいますぐに治そう!

肩が前に入り首が落ちる、いわゆる「猫背」は、頭の重さを体の一部だけで支えなければならないため、首や肩のコリが起こりやすい姿勢です。

また、肺に空気が入りにくいため、脳への酸素供給量が減り、作業効率が落ちるというデメリットも。内臓の位置が不安定になり、太りやすい体型になってしまうなんてデータもあるようです。

逆に言えば、姿勢を正すだけで体のコリが解消され、作業効率がアップし、ダイエット効果も期待できるということでもあるのではないでしょうか。

南カリフォルニア大学のスコット・ウィルターマスによる研究(*)で、人は背筋を伸ばした姿勢でいるほうが、猫背に比べてストレス耐性がアップすることが明らかになっています。

正しい姿勢を身につけるだけで、これだけのメリットがあるのです。やらなきゃ損というものですよね。

どうしても姿勢がなおらないという方は、姿勢矯正に主眼を置いた椅子を使うのもオススメです。

こういった椅子を使い始めると、しばらくは筋肉痛に悩まされるなんてケースも。日ごろの体の使い方がどれだけ間違っているのかという証のようなものですね。

皆さんも正しい姿勢を身につけて、生き生きとした毎日を楽しみましょう!

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