意外と色々な方法があるんですねぇ。
なるべく部屋を広く見せるための基本は、床を塞がないこと。
直接床に置くタイプの家具ではなく、脚付きのものを選んで床を見せるようにすると、心理的な閉塞感を軽減できるというテクニックもありますが、根本的に部屋に置く家具の量を減らせば、もっと簡単に広い部屋を作ることができます。
しかし、デスクや収納など、どうしても部屋に置きたい必須家具というものがあるのも事実。そこでおすすめなのが壁掛けデスクです。
さらに折りたたみ式になっているものなら、使わないときは天板を壁へ収納しておけるため、より部屋をすっきりと見せることが可能です。
好みの高さに設置できるなど、他にも様々なメリットがある壁掛けデスク。今回は、そんな壁掛けデスクを設置したおしゃれなインテリア写真を集めてみました。
自宅に壁掛けデスクを設置するテクニックや、賃貸物件などでも使える省スペース術なども紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
おしゃれな壁掛けデスクの実例写真
まずは当ブログで過去に紹介した、ユニークでおしゃれな壁掛けデスクのまとめ。
Desk box
ボックスを斜めにスライドさせることで天板+棚が出現するという面白い仕組みの壁掛けデスクです。
Sequel Wall Desk
引き出しがキーボード台になっているだけでなく、背面のパネルにケーブルを隠すことができるので、パソコン用におすすめです。
twofold
ボックス収納の上部をくるりと回転させるとデスク天板が出現する仕組み。サブデスクにぴったりですね。
Fläpps
フリップ式の棚を複数設置できるウォールマウントパネル。デスクや収納など様々に活用できそうです。
他にも改めてリサーチして見つけたものをいくつか紹介。
Sticotti Shelving
システム収納型のデスクシェルフ。幅や棚板のアレンジなど様々なバリエーションが作れます。
Floating desk baltic birch with laminate top
こちらはIKEA家具のファンサイト「IKEA Fans」に投稿されたアイデア。キッチンにノートPC用の簡易デスクが欲しい、という人におすすめです。
LAX wallmounted desk
壁にそのまま取り付けることが出来る収納付きのデスク。ホワイトコートが良いアクセントになっていますね。
Cantilevered office desk
ユニークなカタチをしたシンプルなデスク。棚が付いていて意外と使いやすそうですね。
Ligne Roset P&P 900
日本でも人気のリーン・ロゼ社のシステム収納(※現在は廃盤?)。デスクとしてだけでなくTVボードなどに使ってもいいですね。
Waveform
小型のノートPCやメモ帳などを置いて、立ったまま使える簡易デスクとしても良さそうです。
as4 modular furniture system
様々な棚や収納ボックスを組み合わせることができるシステム。こちらでシミュレーションも出来ます。
日本でも買える壁掛けデスク
IKEA SVALNÄS(スヴァルネース)
IKEAの壁掛け収納システム。デスク天板や引き出し、ボックス収納など様々な家具がコンパクトにまとまっています。
棚プラス
シンプルなフリップパネル式の壁掛けデスク。DIY初心者でも手軽に設置できるのがいいですね。
壁掛けダイニングテーブル
壁に向くのではなく、天板の両側に椅子を置くタイプ。ちょっとしたダイニングテーブル代わりにもおすすめ。
string BASIC wall desk system
ハシゴ型のフレームを壁に取り付け、棚板を乗せる仕組みの壁掛けシステム。高さの微調整ができるのが便利ですね。
aster WallDesk 500
コンパクトなデスク天板と棚がセットになったボックスを壁に取り付けるタイプ。集中して作業したいときにいいかも。
壁掛けデスクを設置するコツ
ここからは実際に壁掛けデスクを自宅に取り入れるためのテクニックをご紹介。
どちらのタイプを選ぶ?
固定式
いわゆる「アングル」や「ブラケット」と呼ばれるL字型の設置器具を使って、壁に天板をしっかり固定するタイプの壁掛けデスクです。
初心者でも比較的簡単に設置しやすいので、日曜大工で棚などを作るときも採用される形式ですね。
構造的にも頑丈で重いものを乗せても安心ですが、後述する折りたたみ式に比べて省スペース性で劣るデメリットもありますので、使用頻度が多い壁掛けデスクに用いるのがおすすめです。
折りたたみ式
蝶番などを使って天板が可動する形式で、使わないときは壁へフラットに収納しておけるのが大きなメリットです。
ゼロからDIYで作るのは多少コツがいりますが、最近では既成のキットも売っていますので不安な方はそちらを選ぶといいでしょう。
ただし、固定式に比べて対荷重の面で若干劣るデメリットがありますので、あくまでサブデスクとして利用するのがおすすめです。
おすすめの壁掛けデスク設置場所
リビング
ソファ裏やコーナーなど、意外とデッドスペースがあるリビングは、壁掛けデスクを設置するのにぴったり。小さなお子さんの学習デスクなどにもおすすめです。
キッチン
スペースに余裕があるなら、キッチンに小さな壁掛けデスクがあると便利。レシピメモなどをとったり、タブレットやスマホを置いておくのにもぴったりです。
寝室
ベッドルームの一角に壁掛けデスクを設置するのもおすすめです。専用の書斎がないお家はその代わりになりますし、ドレッサーとして使ったりもできます。
パソコンモニターを壁掛けにする方法
壁掛けデスクでPC作業をしようと考えている方は、モニターも壁掛けにしてしまうのがおすすめです。
取り付けは簡単。専用の金具を壁に設置するだけでOKです。
デスク天板の奥行きを節約できるため、壁掛けデスクだけでなく通常のデスクにもおすすめです。
穴を開けないでデスクスペースを節約する方法
賃貸物件にお住いの方など、壁に穴を開けることができない場合、壁掛けデスクを取り付けるのは難しいでしょう。
しかし、下記のようなテクニックを使うことで壁掛けデスクのように省スペースなデスク環境を作ることができます。
脚がスマートなデスクを置く
L字レッグや立てかけ式デスクなど、なるべく脚が邪魔にならないタイプのデスクを選ぶことで、視覚的にも利用時にもスペースを節約できます。
収納家具と組み合わせる
本棚やラックなど収納家具の一部をデスク天板として使えば、わざわざ別にデスクを用意することなく省スペースです。
持ち運べるデスクを使う
それほど頻繁にデスクを利用しない方なら、持ち運べるタイプのデスク天板を使うのも一つの手です。気分を変えて作業したい方にもおすすめです。
突っ張り棒で壁掛けデスクをDIYする ※オススメ!
僕が特におすすめするのは、『ディアウォール』というDIY用の突っ張り棒キットを使って、壁掛けデスクを自作するというアイデアです。
デスクはL字型の棚受け金具で取り付ければOK。折りたたみ式の金具もあります。
DIY初心者の方には、カットされたツーバイフォー材がセットになったキットがAmazonで買えるので、あとは届いたものを設置するだけで完成しちゃいます。
賃貸住宅に住んでいる人はもちろん、大切なお家に穴を開けたくない人にもおすすめですよ。
まとめ
広いデスクでのびのびと作業するのは憧れますし、確かに快適かもしれませんが、必要以上に大きなデスクは天板の上に無駄なものが増えてしまい、集中力を落とす原因にもなりかねません。
短時間で集中して作業したいという場合は、あえてシンプルな壁掛けデスクのほうが捗るなんてこともあります。
一般的なデスクと壁掛けデスク、それぞれに異なるメリット・デメリットがありますので、利用シーンに応じて賢く組み合わせるのがおすすめです。
パソコン用とライティング(物書き)用に2つ机を使っている、という人は、どちらかを「壁掛け」にしてもいいかもしれませんね。
DIYに慣れていない人にとっては、ハードルが高く感じられてしまう壁掛けデスクですが、近年は取り付け作業が簡単な専用キットも増えてきています。
皆さんもぜひチャレンジして、快適なデスク環境を作り上げてみてください。