テレワーク(リモートワーク)用の場所づくりって、意外と大変ですよね・・・。
急場しのぎならダイニングテーブルで作業することもできるけど、家族がまわりを動いたり雑音が多くて作業に集中できない・・・。
寝室にデスクを置いてみようとしたけれど、スペースが限られていて普通のデスクでは窮屈になってしまう・・・。
そんな風に悩んでいる方も多いのでは?
このブログでも以前、『ミニ書斎の作り方』と題した記事を紹介しましたが、今回はそのアレンジ版としてテレワーク向けのデスク・椅子選びを中心に解説していきます。
- おすすめのテレワーク用デスク&椅子まとめ
- 失敗しないデスク&椅子選びのコツ
- 省スペースで快適な作業空間を作るデスクレイアウトのポイント
- 他にも揃えておくと便利なデスクアイテム
この記事を読めば、スペースに余裕がないお家でも快適なテレワーク環境をきっと作り出せるはず。ぜひお試しを。
テレワークにおすすめなデスク5選
スタンディングデスクユニット
やはり最も省スペースなのはスタンディングデスクでしょう。
椅子が不要になるので低コストで済むというのも高ポイントですね。
既にデスクやテーブルがある人は、その上に乗せてスタンディングデスクに変身させるユニットを購入するといいかもしれません。
ノートパソコンやモバイルモニターと組み合わせてワイヤレスにすれば、仕事道具ごと簡単に移動できますよ。
↓の多機能テーブルは、床置きでサイドテーブルがわりにも使えるので特におすすめです。
折りたたみデスク
省スペースといえば、折りたたみ式デスクも忘れてはいけません。
個人的には、会議テーブルのように脚が折りたためるタイプよりも、天板が折りたためるデスクのほうが使い勝手が良くておすすめです。
↓の折りたたみデスクなどは、使わない時はスリム収納としても活用できるので、無駄がありません。
壁掛けデスク
壁に穴を開けてもOKというお家なら、デスクを壁掛けにしてしまうと、脚がないぶんさらに省スペースになります。
壁のほうを向かない↓のようなタイプの壁掛けデスクなら、パートナーと向かい合って使うこともできて便利です。
ダイニングに設置して簡易テーブルとして使うのもおすすめです。
壁掛けデスクについては、以下の記事で詳しく解説していますので、興味がある方は参考にしてみてくださいね。
パーティションデスク
周囲の視線や雑音が気になる人は、パーティション付きデスクを設置するのもおすすめです。
学習塾や図書館などでも利用されている↓のタイプなどは、コンパクトで非常に使い勝手も良さそうです。
複数連結させて、家族それぞれに専用スペースを用意するというのもいいですね。
一人用ブース(ミニ個室)
雑音や視線を完全にシャットアウトしたいという人は、部屋の中にもう一つ「小さな部屋(ミニ個室)」を作るのがおすすめです。
本格的な防音室だとコストや工事の手間がかかってしまいますが、↓のような既製品なら比較的リーズナブルに導入可能。
収納も充実しているので、オフィスよりも快適な作業空間が作れるかも・・・?
テレワークにおすすめな椅子5選
アーロンチェア
定番中の定番ですが、やはり長く愛されるだけあってアーロンチェアの完成度の高さは群を抜いていますね。
人気商品なので中古で程度の良いものが安く手に入りやすいというのもポイントです。
個人的には同じハーマンミラー社で後傾タイプの『エンボディチェア』もおすすめですが、サイズがかなり大きいのでスペースに余裕がない人にはちょっと不向きかもしれませんね。
コンテッサ
アーロンチェアと並んで人気が高い高級オフィスチェア・コンテッサ。
実は、日本のブランド(岡村製作所)だって知ってましたか?
後傾タイプが好みならこちらを選ぶといいかもしれません。カラバリが豊富なのもポイントですね。
エルゴヒューマン
実は、エルゴヒューマンも国内メーカー(関家具)です。
前2種と比べると比較的リーズナブルですが、座り心地は折り紙付き。ヘッドレストやオットマン付属のものが特におすすめです。
メッシュチェアがあまり好きじゃない、という人は革張りモデル(ベーシックのみ)もありますよ。
バウヒュッテ
最近はゲーミングチェアをオフィスチェア代わりに使う人も増えてきましたね。
バウヒュッテのゲーミングチェアは、種類が豊富なのが大きな特徴。
ソファタイプやリクライニングチェア、ゲーミング座椅子など、部屋や使用スタイルに合わせて選ぶことができます。
グラビティチェア
省スペースからは離れてしまいますが、本格的に自宅に仕事スペースを、しかも長時間作業を想定した空間を構築したいなら、こんな選択肢もアリかも。
グラビティ・バランスは、体を倒すことでゼログラビティ(無重力)感覚が味わえます。仕事椅子として使うときは、体に負荷がかかりづらい「バランスチェア」に変身する仕組みです。
リビングに置いてあるラウンジチェアをどかしてでも強引に置くスペースを作りたくなってしまう魅力を秘めていますね。
IKEA・ニトリ・無印良品のデスク&チェアはどうなの?
家具を買う、となると真っ先に選択肢にあがるのがIKEA・ニトリ・無印の三大ショップでしょう。
というわけで、これらのショップでテレワーク用のデスク・椅子を揃えるなら、どれがオススメかピックアップしてみました。
IKEA
IKEAには様々な種類のデスクがありますが、テレワークに特におすすめといえば↓こちらでしょうか。
天板が拡張できるタイプのダイニングテーブルなので、共働き夫婦が同時作業するのに使うと便利そうです。価格も非常に手頃ですね。
デスクチェアは正直、他メーカーのしっかりしたものを使ったほうがいいので、来客時の予備椅子などにも使える折りたたみ式を一脚用意しておくのがおすすめです。
ニトリ
ニトリだと↓のデスク&チェアセットがリーズナブルで良さげ。
椅子はあくまで簡易的なものなので、長時間の作業には向いていませんが、こういった折りたたみ椅子は他にも色々と使えて便利ですからね。
無印
通常のデスクやテーブルもいいですが、ローテーブル+座椅子という組み合わせもおすすめです。
使っていない畳部屋などがあれば、そこをテレワークスペースにするといいかもしれませんね。
テレワーク用デスク&椅子の選び方
椅子だけはしっかりしたものを使う
デスクは自分で板を買ってきて自分でDIYしたりしてもいいですが、椅子は既製の、しかもなるべく良いものを選ぶようにしましょう。
↑で紹介したような高級オフィスチェアに一度でも座ったことがある方は実感していると思いますが、人間工学に基づいてきちんと設計された椅子は、座り心地がケタ違いです。
体に合っていない椅子を使い続ける弊害は、あなたが思っているよりも大きく・深刻なもの。ある日突然痛みに悲鳴をあげてから後悔しても遅いですからね。
長時間作業しないように、自分への戒めとしてわざと座り心地が微妙な椅子を使う、なんてテクニックもありますが、かなり上級者向けですね・・・。
デスクの広さは「ちょっと狭い」くらいがいい
スペースがあればあるほど、そのぶんだけ使ってしまうのが人間という生き物です。
後で詳しく紹介するアーム式の書見台やディスプレイの下を活用できるモニター台など、スペースを有効活用するアイテムはいくつもあるので、デスクの広さはできる限り抑えめにしましょう。
キーボード・マウス+αで60cmくらいあれば、最低限なんとかなりますよ。
キャスターなし?キャスターあり?
リモートワーク用のサブデスクの場合は、デスクも椅子もキャスターが付いていたほうが便利です。
使わないときは部屋の端に寄せたり、Zoom会議などで雑音が入らないようにしたいときは移動させたりできますからね。
床に傷がつかないように、マットなどを敷いておくのがおすすめです。
デスクレイアウトのコツ
デッドスペースを発見する
普段生活しているとなかなか気づきにくいですが、部屋をじっくり見渡してみると、無駄になっているデッドスペースをいくつか発見できることがあります。
部屋の隅や家具の間・裏側など、工夫次第でちょっとした作業空間を作れる場所はきっと見つかるはず。
そういった場所は家族の邪魔にもなりづらかったりするので、意外と集中作業に向いていて一石二鳥ですよ。
テレワーク前提の模様替えをする
現在の家具レイアウトに、テレワーク用のデスク・椅子を強引に割り込ませるよりも、ゼロから「テレワーク前提」の空間を考えたほうが、結果として快適な空間が作れます。
家族みんなで模様替えをするのは、楽しいイベントでもあるので、この機会にいろいろと意見を出し合って新しい生活空間を模索してみては?
視線をコントロールする
デスクの向きを少し変えるだけで、集中力に大きな違いが生まれることは意外と知られていません。
単純に壁付けにするだけでなく、視線の向こうに窓が来るようにレイアウトしたり、あえて部屋全体が見渡せるような向きにデスクを置いたほうが集中しやすい、なんて人もいます。
作業している本人だけでなく、家族の視線も意識しつつ最適なデスクレイアウトを考えてみましょう。
他に揃えておくと便利なデスクアイテム
デスクライト
最近はパソコン作業が主で、出番がめっきりなくなってしまったデスクライトですが、資料を見たり、ちょっとした書き物をする際には、いまでも欠かせません。
とはいえ、使う機会はそれほど多くないので、普段は作業の邪魔にならないアーム式のデスクライトがおすすめです。
デスクワゴン
作業に集中するためには、デスクの上になるべく物を置かないのが鉄則。
仕事の書類や道具・ガジェット類はデスクワゴンにまとめておくのがおすすめです。
キャスター付きで汎用性が高いので、キッチンまわりなどにも使えますよ。
ケーブルボックス
デスクまわりがケーブルでゴチャゴチャしていると、こちらも集中を乱す原因になってしまいます。
ケーブルボックスでまとめるか、デスク天板の裏側に取り付けるタイプのワイヤーカゴを使うのが便利ですね。
ケーブルホルダー
一箇所にまとめたケーブルの先は、さらにホルダーで整理しておくとスマートです。
ケーブルの数自体も最小限にするのが基本。スマホがワイヤレス充電に対応しているなら、デスクではそちらを使うようにしましょう。
マイク
パソコン内蔵のマイクだと、周囲の雑音や家族の話し声などを拾ってしまうことがあります。
そういったことが気になる人は、単一指向性のマイクを別に導入するのがおすすめです。
普段からイヤホン・ヘッドホンを使っている人は、そちらをcVc(ノイズキャンセリング)機能付きのものに変えると、デスクまわりがさらにすっきりしますよ。
ブックスタンド(書見台)
書類や本を参照する際、デスクにそのまま広げるよりも、書見台に置いたほうが見やすいですし、省スペースにもなります。
こちらもアーム式にのものにすると、さらにデスクスペースが節約できますね。
観葉植物
観葉植物にはリラックス効果だけでなく、集中力を上げたり創造性を高める効果もあるのだとか。
水やりなどが面倒な方は、造花(イミテーション)でも効果があるそうです。
デスクまわりをできるだけすっきりさせたい人は、近くの壁に『Atmoph Window』を飾って、自然の映像を映し出すというのもおすすめです。
パーティション
視線や周囲の雑音を遮るためには、パーティション(間仕切り)を使うのが効果的です。
↑で紹介したパーティション付きのデスクを導入してもいいですし、卓上パーティションやフロアタイプのパーティションを置くのもおすすめです。
天井にレールを設置したり突っ張り棒を取り付けるなどして、カーテンをかけるのもいいですよ。
管理人が特におすすめするデスクは・・・?
いま一番気になっているのは、↓の折りたたみ式スタンディングですね。
- 昇降式
- 折りたたみ可能
- 省スペース(幅58cm)
- キャスター付き
- 安い
こんなふうに、今回紹介したポイントをすべて押さえた「全部のせ」とも言える多機能デスクです。
某有名ミニマリストさんも、最近導入したとか・・・。
かなり高くできるので、ステッパーと組み合わせると運動不足の解消にもなって一石二鳥です。
防音性を重視するなら『だんぼっちトール』もおもしろそうですね。
これからテレワーク用の家具を揃えようと考えている人は、まずはスタンディングデスクからはじめてみるのがおすすめ。
しばらく試してみて、「やっぱり椅子が欲しいかも・・・」と実感してからデスクチェアを揃えても、決して遅くないですからね。
レンタルもおすすめ。
テレワーク(リモートワーク)の期間が一時的なものだったり、どんなデスク環境が自分にとって使いやすいのかよくわからない・・・という人は、まずはレンタル家具からはじめてみるのもいいかも。
たとえば、CLAS(クラス)というサービスの場合、流行りの電動昇降デスクが月々3,480円からレンタルできますし、パーティション付きのデスク(月2,420円)なども揃っています。
ランキングを見る限り、かなりテレワーク需要も高いもよう。
今回紹介したチェアではエルゴヒューマンなども手軽(月4,400円)に借りられるので、こちらで座り心地を試してみるのがおすすめですよ。
月額400円から。家具・家電のサブスクリプションサービス『CLAS(クラス)』
いまのうちに「書斎」を確保しよう!
専用の書斎とまではいかなくても、家の中に「自分だけの空間」が欲しい・・・。
そんな風に夢見ている人は、きっと多いはず。
いまがチャンスです。
テレワーク(リモートワーク)のために必要、という大義名分が存在するいまなら、家族の同意も得やすいですし、お互い邪魔にならないようにそれなりのスペースを確保できる可能性も高いです。
将来的に副業や独立などを考えている方も、このチャンスを逃さず、自分だけの作業スペースをゲットするためにいますぐ動き出しましょう!